『お飾り』の長
よく、『お飾り』でその地位にそぐわない実力の人がいる。
部下は陰で、「あの人は使えない・・・」と言う。
そうなっているのは、一体誰が悪いのか?会社が悪いのか?本人が悪いのか?
答えは どちらも悪い。
でも、一番悪いのは会社だ。なぜなら、その人のマネジメント力を把握できずに、そのポストに置いてるから。もしも、その能力のなさをわかったうえで、年功序列だから、そのポストに据えているとしたら、その会社も先行きは厳しい。そんな悠長なことをやっている会社は、国際社会では取り残されている。
本人も大いに悪い。自分の能力がわかっていない。自信があるなら、結果を出せ。
結果がでないのは、実力がないから。ないなら努力する。
自分がその、長たるポストを受け入れた時点で、結果を出すことが使命になる。
それも、自分がなにもせずに、有能な部下をそろえて結果を出す・・・のではなく、自分がしかるべきマネジメントをして、組織として結果を出し、その間に部下の能力も上げるようにマネジメントをする。
これをできる自信と、できる覚悟がなくして、そのポストを受け入れてはいけないのである。
大会社にいると、こんなことさえできていない場面によく遭遇する。
私は、サラリーマンでも、きちんとこういうことについて、(場所をわきまえたうえで)堂々と声に出すようにしている。
【仕事術:記事59】