経営感覚を持った組織長なら、人を抱え込まない
大企業の部署長クラスでも、優秀と言われてる人でさえ、部下を抱え込む人は多い。
確かに、有能な部下を抱え込んだほうが安心だし、自分の組織の業務遂行も確実になる。だから、いつも抱え込んで離さない・・・となる。
でも、これって、本当に経営感覚のある人間がすることだろうか?
自分が 部署長でなく、経営者なら、最小限の人数で、部下も伸びやすい環境を与え、部署長がラクできる体制でなく、若手から部署長まで、みんなが、精一杯 いきいきと働ける組織を目指すはずだ。余力ある部署からは、人を抜いて、余力ない部署を補てんする・・・ バランスを考えるはずだ。
人を抱え込むことは、手放して手薄になった時に失敗することへの恐怖感が先に行ってる。それは、結局は自己保身に走っていると言わざるを得ない。
抽象度の高い人間は、敢えて、有能な部下は、ある程度目途がついたら、その人にとっての、羽ばたける環境を用意して、羽ばたかせてあげ、その空いたポストに引き上げた人間を、それなりに育ててしまう・・・・それが、経営感覚をもった、管理職だと思う。
サラリーマンだから、そこまで 経営感覚を持つ必要はない・・・と反論する人は、一生、雇われ感覚で仕事をすることになると思う。
【仕事術:記事83】