kenkostyle2050’s blog

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杭問題

私も、一級建築士・一級施工管理技士として・・・杭問題について、書かせていただきたい。

普通の施工システムは、ボーリング調査にて、地盤調査を行い、設計が杭仕様を決定

。施工者が杭を発注して、施工する。

施工は、杭打機のアンメーターで電流値を見て、支持層に1m以上入ったことを確認して、既製杭を入れる。場所うち杭なら鉄筋を入れて、コンクリートを打ち込む。

仮に、支持層が予定通りの深さで確認できない場合には、支持層が確認できるまで掘り続けるしかないのである。 そして、予定より深い深さで、やっと支持層が確認できた場合、既製杭なら長いものを打ち込む必要が出てくる。長い既製杭や継ぎ杭・・・でも、急には製品が用意できない場合には、、用意している杭を打ち込んで、杭頭の基礎を深く大きくする・・・等の設計変更が必要にはなる。とにかく、支持層に到達しなければ、やめてはいけないのである。新しい杭の用意や設計変更に時間がとられても・・・やることはやらなくてはならないのである。

それを、支持層確認ができないのに、データ改ざんしてでも・・・という発想が自分にはよくわからない。改ざんする手間をかける意味も分からない。

データをとる紙を入れ忘れ????

担当者が休んだ時のデータがない??? だから、改ざん???

まったく意味わからない。

全数データをとる。

データをとる機械が壊れたら、元請け担当者を呼んで、一緒に電流値を確認する・・・そして 証拠写真をとる・・・ それをくりかえせば良いだけ。

全数確認するのが、当たり前のルールだから、別に大変でもなんでもない。

適当にやって、わざわざデータ改ざんする・・・というほうが  違法なのは当たり前として、意味もない労力がかかることなのである。

 

【仕事術:記事86】