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「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした~記事は本当か?

【その他:記事51】

「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした~それどころか…なんと2016年、財政再建は実質完了してしまう! この国のバランスシートを徹底分析(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151228-00047156-gendaibiz-bus_all #Yahooニュース

元大蔵官僚の主張みたいだ。

この記事を再度、ゆっくり、じっくり読んで理解してみたい。

×財務省の言い分「借金1000兆円(一人当たり800万円)もあるので、増税しないと財政破綻になる」

◎政府内にある資産を考慮すれば500兆円。政府関連会社も考慮して連結してみると200兆円。これは先進各国と比較してたいしたことない。

【×反論意見】

・資産と言っても、売れない、処分できない、ものばかり

 

【◎反論の反論意見】

・政府の金融資産とは、政策投資銀行(旧日本開発銀行)やUR都市機構(旧住都公団)などの特殊法人独立行政法人に対する貸付金、出資金。 →回収するには、民営化か廃止をすればできる。しかし、天下りはできなくなる。

 

◎借金1000兆円が間違っている理由

①バランスシートの右側の負債しか見ていない。

(例)2013年度末バランスシート

資産総計653兆円。負債は1143兆円。ネット国債(負債‐資産)=490兆円。

先進各国と比較すると、政府資産が巨額。世界一。

政府資産の中で、比較的換金可能なものは貸付金や出資金。これは天下り先になっている。

カネをつける代りに、天下りもよろしく・・・という構図を作っている。

②政府内の子会社を連結していない。

公表されている連結ベースのデータでは、ネット国債は451兆円。(39兆円少なくはなっている)

だが、このデータに欠陥がある最大理由は、日銀が含まれていない。(日銀は政府出資比率5割を超えているから、まぎれもなく日銀は政府子会社として扱うべき。経済学でも、日銀=広い意味の政府。としている)

2013年度末の日銀バランスシート

資産総計241兆円(国債198兆円)

負債も241兆円(発行銀行券87兆円、当座預金129兆円 他)

自分が理解できないのは、資産と負債が同額で ±0であるにもかかわらず、

【自分の疑問①】筆者の主張が、この日銀も含めると ネット国債は253兆円になる・・・と言われていることだ。

※直近データで見ると

日銀の資産(国債328兆円)、負債(日銀券96兆円と当座預金248兆円)。負債のほうが多くなっている。

 

直近データからすると、日銀も含めたら

ネット国債は150~200兆円程度。近い将来にはゼロに近づくだろう。しかも市中国債は少ないか資産裏付けあるものばかりなので、財政再建は完了しているものともいえる・・・

 

ここから自分の疑問の

【×反論】=日銀券や当座預金 所謂負債 も 債務そのものだ・・・書いてあるからみてみよう。

【◎反論の反論】確かに債務である。しかし、国債に比べてほぼ無利子。償還期限もない。

政府日銀バランスシートを見ると、資産は増減なし。負債側は国債減、日銀券(当座預金含む)増。

結局、量的緩和とは、有利子国債→無利子日銀券 に転換していること。

政府から日銀への利払い=納付金。だから、政府にとって日銀保有分国債は債務でないのも同然。

【自分の疑問②】有利子国債 →無利子日銀券に転換すると政府から日銀に利払いされるのか??? 政府に預けて、利が払われる??? →後日調べてみることとする。

 

この理論が正しいとすると、政府日銀連結ベースでは、国債額は減少する。(シニョレッジ=通貨発行益を稼げる)

 

そうすると、実質的借金は150~200兆円程度で、GDP比30~40%となり、アメリカ・イギリスよりはるかにいい数字となる。

フローから見ても、2016年度国債発行計画では、新規に市中に出回る国債はほぼなくなる。少しでも国債が市中に出たら、金融機関も一定量の国債投資が必要だから、出回った国債瞬間蒸発する。→国債暴落はありえない

【自分の疑問③】金融機関も一定量の国債が必要な理由・・・

最終的にはほぼ日銀が国債を買い尽くす・・・

【自分の疑問④】国債市中発行額147兆円だが、短期国債25兆円を除くと122兆円のみ。日銀の買いオペは新規80兆円。償還分40兆円。合計120兆円で市中消化分はほぼ日銀で買い尽くされる・・・とい計算】

 

市中には国債が出回らない →金融機関は貸し付けに回る →良いこと

日銀が国債を保有したら→ 利払いはただちに政府の納付金となり財政負担なし乗り換えすれば償還負担もない。よってい国債はないに等しい・・・日銀が必ず買うなら、国債暴落なんてありえない。

 

2016年度

国債費23.6兆円(債務償還費13.7兆円と利払費9.9兆円) 積算金利は1.6%だが、市中分がほぼなくなる国債は品不足なのに、そんなに高い金利になるはずがない・・・と書かれている。筆者はこの積算金利は 架空計上だとも指摘している。補正予算の財源になっているらしい。この点をマスコミは見ぬけていないらしい・・・

 

なるほど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・勉強になった。

追って、ひとつひとつ自分に消化できていない疑問点を解決していきたい。

ひとまず、疲れたのでこれまで。