血管のアンチエイジング②
【健康アンチエイジング:記事115】
■ 動脈硬化の最も大きな原因は活性酸素
動脈硬化の原因として,
ロール量が多いことが指摘され,健康診断の結果,
ると言われてきました。
ところが近年の研究により,
が活性酸素などにより酸化されることが大きな要因であることがわ
す。
コレステロールは油成分であり,血液には溶けず,
タンパク)やLDL(低比重リポタンパク)
HDLはコレステロールを全身の組織から肝臓へ運ぶ役割があり,
レステロールは全身の組織へとコレステロールを運ぶ役割がありま
このため,
ロールは組織が必要としている成分であり,
このLDLがコレステロールを運ぶ途中で活性酸素により酸化され
全身の組織は酸化したLDLを受け付ける受容体は存在しません。
したがって酸化したLDLはコレステロールを積み,
てもなく漂流します。
そこに食細胞マクロファージがこれらを片付けようと,取り込み,
(泡沫細胞)になり,やがて血管壁にへばりつき,
このような状態が繰り返され,血管壁は厚くなり,
硬化,特に粥状(じゅくじょう)
したがって,血中コレステロールの値が少々高くても,
少なければ,動脈硬化が進行することはありません。
逆に,血中コレステロールが正常値の人でも,
は進行します。
動脈硬化を予防するには,血中の活性酸素の発生を抑え,
一に必要なのです。