kenkostyle2011’s blog

『世界の人々を勇気づけ、平和と豊かさに貢献する』

血管のアンチエイジング②

【健康アンチエイジング:記事115】



  ■ 動脈硬化の最も大きな原因は活性酸素

  動脈硬化の原因として,これまで悪玉コレステロールと言われるLDLコレステ
ロール量が多いことが指摘され,健康診断の結果,この数値を下げることが重要であ
ると言われてきました。

  ところが近年の研究により,動脈硬化はLDLコレステロール量よりも,これら
活性酸素などにより酸化されることが大きな要因であることがわかってきたので
す。


 コレステロールは油成分であり,血液には溶けず,血液中ではHDL(高比重リポ
タンパク)やLDL(低比重リポタンパク)によって運ばれることになります。

  HDLはコレステロールを全身の組織から肝臓へ運ぶ役割があり,逆にLDLコ
レステロールは全身の組織へとコレステロールを運ぶ役割があります。

  このため,LDLは動脈硬化を進める悪玉と考えられてきたのですが,コレステ
ロールは組織が必要としている成分であり,本来悪玉ではありません。

  このLDLがコレステロールを運ぶ途中で活性酸素により酸化されると,もはや
全身の組織は酸化したLDLを受け付ける受容体は存在しません。

  したがって酸化したLDLはコレステロールを積み,血液中を難破船のようにあ
てもなく漂流します。

  そこに食細胞マクロファージがこれらを片付けようと,取り込み,ふくれた状態
(泡沫細胞)になり,やがて血管壁にへばりつき,死んでしまうのです。

  このような状態が繰り返され,血管壁は厚くなり,かたくなります。これが動脈
硬化,特に粥状(じゅくじょう)硬化と言われる症状のおきるメカニズムです。

  したがって,血中コレステロールの値が少々高くても,血液中の活性酸素の量が
少なければ,動脈硬化が進行することはありません。

  逆に,血中コレステロールが正常値の人でも,活性酸素の量が多ければ動脈硬化
は進行します。

 動脈硬化を予防するには,血中の活性酸素の発生を抑え,これを消去する対策が第
一に必要なのです。