中高年のアキレス腱断裂を防ごう
【健康アンチエイジング:記事132】
アキレス腱の保護...中高年の運動では忘れずに
中高年の方が運動をはじめると、からだを動かす爽快感もあったり、「今日はすごく調子がいい」と、いつも以上に張り切ってしまうことがあります。
そんなときに起こりやすいのが、アキレス腱の断裂です。
アキレス腱の断裂はプロのスポーツ選手や、
ている人に多いという印象があるかもしれません。でも、じつは、
にもよくみられる、運動障害の代表的なものでもあるのです。
アキレス腱は、足首の後ろ側(かかとの上)にある、
です。ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ腱なので、走る、
ど、ちょっとした運動でも負荷がかかりやすい場所です。
もし、断裂を起こすと、
3カ月以上はかかります。その間、
にも支障をきたします。それだけに運動をするときには、
護がとても大切だといえます。
アキレス腱の断裂は、ある日とつぜん起こるのではなく中高年の場合には、その前兆ともいえる段階があります。
運動を長く楽しみたいと思っているなら、アキレス腱について知っておきましょう。
(※)ダッシュやジャンプなど、
肉が一気に収縮します。
がかかります。
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前兆となるアキレス腱炎
同じアキレス腱の断裂でも、若い人と中高年の方では、
若い人の場合は運動のしすぎや、無理をすることで、
中高年の場合にはアキレス腱の老化が主な原因になっています。
アキレス腱も老化するの?と思うかもしれません。
アキレス腱は主にコラーゲン線維からできているので、加齢によって柔軟性がなくなり、
そんな状態のときに、急に大きな負荷がかかると、
のです。
ただし、断裂を起こす前に、
腱炎です。
運動をしていると、
あります。ふくらはぎの筋肉痛やかかとの打撲だと思い、
てすませることが多いのですが、
性があります。
アキレス腱炎かどうかは、アキレス腱の部分を軽くさわると、
感じることでわかります。しばらくいすなどに座っていて、
レス腱に痛みが走ることもあります。
中高年の場合、
て小さなキズ(部分断裂)が入っている状態が多いのです。
けていると、キズが大きくなり、あるときついに断裂を起こす…
ねません。
アキレス腱炎が疑われる場合は、けっして無理をせず、
が大切です。そのうえでアキレス腱をアイシングしたり、
アをします。痛みが続くときには、受診(整形外科など)
ましょう。
また、はれや痛みがおさまっても、
リのつもりでアキレス腱のストレッチをして、
しょう。