昔のプロ野球選手のほうが上なのか?
【健康アンチエイジング:記事170】
張本勲氏のコメントを聞いていると、自分も含めて、さも昔のプロ野球選手のほうが上・・・というようなニュアンスが見て取れる。
自分もプロ野球ファンとして、確かに、昔の選手の記録はすごい。
金田正一投手の400勝
米田・鈴木啓の300勝以上・・・300勝以上の投手はもう出ないだろう。
神様・仏様・稲尾様と言われた、稲尾投手の4連投
『権藤・権藤・雨・権藤』と言われた、権藤投手
王選手の800本以上の本塁打・・・
張本の3000本以上の安打・・・
福本選手の1000盗塁以上・・・
すごすぎる。確かに同じことを今はできないかもしれない・・・
昔の人のほうが体力ある??? そうとも言えないのではないか?
昔の場合は、科学トレーニングもないから、投げ込み・走り込み・根性論で身体を鍛えているから、底力がある選手はその、とんでもない練習を耐え抜いた数少ない選手には、とんでもない力がついていたのではないか?
今は、無理をしないでので、とんでもないレベルになる可能性が低くなるのではないか?また、今より全体レベルが高くないのも、実際はあるだろう。
今の時代の素質ある選手も同じことをしたら、できる人はいるかもしれない。
でも、時代がそうはさせないはず。
昔なら、投手でも 連投当然。前日完投の金田が、翌日も終盤同点になれば、自分で勝ち星を取りに、リリーフに向かう・・・
「そうが当然だ」という常識≒ムード≒雰囲気があり、それで疲れたとも思わない状況ができていたんだと思う。
昔の場合は、できる人にはとことんやるのが当然。その人にチームはおんぶにだっこ。
その代わり、その人の今後の選手生命まで考える余裕はなかったのではないか?
いまは、そこまで無理をさせないことに加え、食事療法~科学的トレーニングもあって、格段に選手寿命が伸びている。
だから、いまのやり方も決して悪くはない。
個人的な意見では、これだけ、食事~トレーニング方法があって守ってくれているので、無理できるときはある程度 もっと 無理しても良いと思う。
メジャーリーグ投手が中4日で6・7回まで投げる・・・~ に対し、日本投手は中5~6日で6・7回まで投げる・・・
日本のほうが、楽だ・・・
そこまで過保護にしなくても良いとは思う。