マネジメント と 技術力 ②
【仕事術:記事151】
現場を、『仮囲いの中の社長』として、マネジメントできる、『マネジメント力』が備わる人と、備わらずに定年を迎えてしまう人がいる。
実は、私の眼から見て、充分なマネジメント力を持っている人は、数少ない・・・
充分なマネジメント力を持っていなくても、『仮囲いの中の社長』でありながら、会社からいろいろと気にされて、フォローをされて、その役をこなしている人が半数以上ではないか???と思う。
残りの半数は、『できる人間』か・・・???というと、そうでもないような気がする。経験知だけで、仕事をして、自分のやり方に固執し、『仮囲いの中の社長』であることをいいことに、言動・行動・・・を直接、チェックできる機能が少なくなり、自分のやり方の間違いを気づかされる機会が、余程の失敗を犯すとき以外は、表に出ない。
品質的に難しい仕事だった・・・
コスト的にも厳しい仕事だった・・・
肯定的にも厳しい仕事だった・・・
すべて、厳しいのを何とかまとめた・・・という美談で終わってしまうケースが多々ある。 実は、もっと余裕を持って完結させるべきプロジェクトであるはずなのに・・・。
会社も馬鹿ではないので、そういう人間にやらせる現場も大きさは、ある程度考える。
だから、ある一定規模以上のプロジェクトは任せないのである。
その、会社の意向を察知して、自分の欠点を理解し、努力し、改善する・・・という人間は・・・・これまた、少ないのが実情だ。
ここで、『技術力』の頭打ちに続いて、『マネジメント力』の頭打ちになる人が多い。