大会社で出世する・・・ということ②
【仕事術:記事153】
大会社で、大人数のなかで出世競争に勝ち抜く・・・
それはそれですごいことだ。
でも、違った見方をすれば、
大人数のなかで出世競争に勝ち抜いた頃は、普通でいくと、定年間際だ。
(もちろん、その道中で、頭角は表れているが・・・)
そうすると、出世競争で勝ち抜いた頃には、いいように会社にとっての理想に近い人間に育て上げられてしまっている。
だから、改革もできない。
改革、変革、マインドチェンジ・・・と叫んだところで、所詮、想定の範囲内の誰でも考えられるようなことで終わってしまう。
だから、誰が社長になっても、あまり結果も変わらない。
あまり、大きな変化も起きない。
温故知新と叫んだところで、温故のほうに重きを置き、知新=『大きな変化』を望まないのをよし・・・とするように育てられ???いや、さんざん、刷り込まれてしまっているから、ドラスティックな変化は望まない。
望まないから改革もできない。してる・・・してる・・・と言っても、周りから見れば、ちっとも変化になっていない・・・。
そうやって、なんとか無事にその人気を乗り切って、次にバトンタッチする・・・。
いまの会社幹部に気づいてないような盲点・問題点に気づいて、メスを入れれるような人間はいないか・・・???
年齢に関係なく、それができる人間を見つけるような眼を持った人間がどれくらいいるか・・・???
逆の見方をすれば、それができる自信がある人間は、きちんと自己主張すべきだし、
それをよしとされない環境であれば、無理にそんなレベルの低い環境に、甘んじて、身を置いたままでいる必要もない。
大会社で出世する・・・ということは、それだけ、偏った面も持ち合わせている。