kenkostyle2050’s blog

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ワンマン体制 VS 集団指導体制【仕事術:記事182】

 ワンマンとは

→他の人の意見や批判に耳を貸さず、自分の思いどおりに支配する人。独裁的な人。「―社長」

 

ワンマンの対義語は調べても、ぴたりと当てはまるものがない。

周りと意見を調和させながら、組織を動かす人・体制・・・と言ったところか。

 

■ワンマン体制の長所①

決して悪くない。周りの意見を聞かなくても、常に 正しい選択ができる人がワンマンのリーダーならば、それはそれでよい。

 

■ワンマン体制の長所②

ワンマンのリーダーは絶対的な力を持っているので、周りも疑問なく、反論もなく、組織がまとまりやすく、決定がスピーディー。

 

■ワンマン体制の長所③

ワンマンリーダーに求心力も兼ね備わっているならば、これほど、まとまりやすい組織はない。

 

■ワンマン体制の短所①

人間、完璧という状態はありえない。 ワンマン体制だと、誰も間違いを指摘したり、気づいたりできなくなる。誰もアドバイスをしないので、間違った方向に進み始めたならば、止められない。

 

■ワンマン体制の短所②

野心・野望がある部下は、ワンマン体制に我慢できなくなる可能性がある。

 

■ワンマン体制の短所③

有能な参謀は育つかもしれない。だが、ワンマンリーダーを超えるリーダーは育ちにくい。部下が本気で考えることをしなくなる。

 

■集団指導体制の長所 短所は ワンマン体制の長所短所と対比することが多いかもしれない。

 

今の時代、個人を重んじて・・・個人に応じて指導・・・とか、きれいごとが叫ばれるが、能力のない人間が、能力を最速で身に着けるには、やはり、モチベーションが最大の状態で、プレッシャーをかけられながら、間違ったことはきちんと厳しく叱られながら・・・がベストだと思う。そうしないと、自分の勝手に思いこんでいるコンフォートゾーンは壊せない。

 

本当に伸びる会社は、

強烈なカリスマ性を持った、一見ワンマンに見える指導体制を持ちながら・・・

実は、個人個人を重んじていて、個人個人の意見を発信しやすい体制ができている・・・

 

カリスマ性を持った、一見ワンマンに見える指導者は、

『自分の見えていないものはなにか?』

『自分に足りないものはなにか?』

『もっとよい方法はないか?』

と向上心を保ち続け、いつでも、自分の間違ったことを改善できる『素直さ』がある状態がベストかもしれない。

 

ワンマン指導者は、自分の肉体的衰えとともに、自分の分身の子息を指導者にしようとする。

その後継ぎは、ワンマン指導者の先代を超える人間なら良いが、当然、そうでない確率のほうが高い。

その代でできなければ、後継ぎが 間違いを改める・・・という改革をしない限り、先は見えている。

北朝鮮の体制も、いつかは滅びる。

それが、意外と近い将来にやってくるかもしれない。