尿酸値がなぜ上がるのか?【健康アンチエイジング:記事224】
環境要因
1)食生活の問題
食事内容は尿酸値に影響します。
長期の調査によると、肉食は痛風を増やし、海産物も痛風を少し増やします。
野菜は痛風を減らし、乳製品も減らすと考えられています。
でも、それより、痛風の患者さんの60%には、肥満があり、肥満度が大きいほど尿酸値は高くなります。
食事を減らし、よく歩き、標準体重を守ることが大切です。
2)飲酒の問題
アルコール飲料を飲むと尿酸値は一時的に上がります。
アルコールが体内で分解される時に尿酸が作られること。
その際にできる乳酸が体内に尿酸を蓄積すること。
一部のアルコール飲料には尿酸の元になるプリン体が多く含まれていることなどがその主な原因です。
アルコールが代謝されるときに尿酸値が上がる。
特に尿酸の素になるプリン体を含む量は種類によってかなり違います。
プリン体は、ビールに最も多く含まれ、ウイスキー、ブランデー、焼酎などの蒸留酒はあまり含まれていません。
長期にわたる研究では、ビールが痛風を増やし、蒸留酒も少し増やします。これに比較してワインは少し減らすと言う結果がでています。
3)ストレスや、行動パターン
ストレスは尿酸値を上昇させるようです。
運動もやり方次第では尿酸値を上げ、特に激しい運動は尿酸値を一時的に上昇させます。
発汗や下痢で脱水状態になったときも血清尿酸値は上昇します。
4)他の病気の影響
腎機能が低下したり、血液の病気があったりすると尿酸値が上がることがあります。悪性腫瘍が原因で高尿酸血症になることもありますので注意が必要です。