ワークライフバランスを勘違いするな 【仕事術:記事280】
今の日本社会において長時間労働の是正は極めて重要な課題です。
昔ながらの働き方を変える――いわゆる「働き方改革」をしなければ、少子高齢化による労働力人口の減少や、グローバル化の進展による国際競争に打ち勝つことはできません。
これから若く優秀な人財を採用するためにも、残業しない・させない文化を組織に定着させる必要があります。
ところが会社を見渡すと、
このような風潮に過剰反応し、仕事があるのに残業せず帰る人が増えている。
仕事を残しても、全く平気。 そういう風潮を感じることがある。
■A「成果に対して責任を持つ者」とB「時間外労働削減に責任を持つ者」
■A「とにかく結果を出せ」と叫ぶ人間 と B「とにかく残業せず帰れ」と叫ぶ人間
私の率いる組織では
「仕事があるのに残業せず帰るなんてできない。でもとにかく帰れって言われるし……」ということになり、結局は家に持ち帰って仕事をしたり、ファミレスに寄ってパソコンと向き合うこと人間もいる。
これだと本来の問題は解決しません。
これだと、仕事と生活との調和を意味する「ワークライフバランス」
はいつまで経っても実現しません。
私は「絶対失敗しない監督」と自負しています。
だから「とにかく結果を出せ」という姿勢を最重要視しています。
「結果が出ないなんてありえない」という姿勢を最重要視しています。
■だが、真実は
『目標を達成する人ほど残業をしない』
『できる人間ほど、時間内に仕事を終える』
ということはわかり切っている。
➡ だから、「とにかく残業せず帰れ」という姿勢もよいと思う。
家庭や余暇や趣味や資格取得勉強に精を出すことによって
仕事に対する活力・・・時間の使い方・・・も養われていく。