リュックに『ささやかな男の意地』を見せた・・・【仕事術:記事299】
くだらないかもしれないが・・・
10年前に、私のきらいな上司がいた。
その上司・・・ 細かいことばかり・・・しかも自己保身・・・
得意先にも・・・ 社内にも・・・ もちろん部下にも人気ない・・・
でも、理論と技術力は あるほう・・・
その上司・・・Yさんとしよう・・・
そのYさんと、約30億円のプロジェクトの発足顔合わせ会議・・・に向かった・・・
私も責任者として、ほどなく、そこそこの感触を得て 解散すると・・・
Yさんが、むっとした顔で
「●○さん(私の名前)、得意先にリュックで行くのは失礼だ・・・」
私 意味わからず むっとして 「そうなんですか・・・」
私は、何を聞かれてもいいように、準備万端 資料を取り揃えたかったので、
ビジネスバックではなく、あえて、好きなリュックをパンパンにして行った。
全く悪いと思っていない。今でも。
・・・ そのプロジェクトは 大成功に終わり、
社内では、『くせ者』と呼ばれていた、得意先のプロジェクトリーダーも
大学の先輩で・・・ 可愛がってくれて・・・
いまでも 個人的にお付き合いを続けさせていただいてる。
その先輩の頭には、もう Yさんは 記憶の片隅にもない・・・
さて、 そのYさんと 先日 久しぶりに会った・・・
路上で・・・
Yさん「●○さん(私の名前)、久しぶり。どこに行くの?」
私 「いまから、○○のプロジェクト発足の会議に向かうんです。
資料も パンパンに用意してるんです。。。」
そのときのわたしは、くしくも 10年前と同じような、
オレンジ色のリュックに 資料をパンパンに詰め込んでいた。
Yさん、私のリュックを見て・・・(間違いなく10年前を思いだしていたはず)
「たいへんだね・・・」と 複雑そう去っていった。
そのYさんは、現在 子会社に行かれているから、私の上司ではない。
でも 上司であろうが、なかろうが・・・ 間違っていないと自分が思うことは
やり続ければいいのです。 笑