kenkostyle2050’s blog

『世界の人々を勇気づけ、平和と豊かさに貢献する』

マネジメント と 技術力 ①

【仕事術:記事150】

いまは、建設会社に籍を置いているので、建設会社を例にとって

『マネジメント』と『技術力』について考えてみたい。

 

建設会社の技術系社員ならば、まずは、技術力を付けなければ、話にならない。

なかには、技術力そこそこで、あとは、口八丁手八丁で段取上手・・・だけで、技術力を磨かなくなってしまう人間も実は結構いる。

でも、そういう人間は、現場の進め方の本質が、結局は分からないので、

施主や設計に信頼されにくい。

それに、図面を読み込んで、無駄や盲点を見極め、

品質を上げる・・・

コストを削減する・・・

工程を短縮する・・・

安全を向上させる・・・という現場活動の陣頭指揮が取れない。

技術系社員は、その技術の第一人者になる必要はないが、常に、新しい情報を仕入れ、技術力を磨く努力は不可欠だ。

 

最低限必要な技術力を持っている上で、現場の責任者などは、ある意味、『仮囲いの中の社長』である。

その、任されたエリアの中で、

品質・コスト・工程・安全・環境 ~近隣・・・すべてを管理し、施主そして設計事務所をも満足させることが必要な職務だ。

そこには、技術力に加えて、『マネジメント力』がいる。

この『マネジメント力』はすぐ得られるものではないが、必要な職務がいつ訪れるかわからないので、常に、いつなってもいいような心の準備が必要ではある。