恩師の『ザ談会』で学んだ考え方
【仕事術:記事108】
私の仕事上の恩師から、何事もだいたい分かってるのではなく、はっきりと答えを出すように常々指導をうけていた。
例えば、「なるべくはやく・・・」の指示ではなく、「いついつの何時何分までに・・・」ときちんと指示をするように。と
その恩師が、退職される前の一年間は、自分の考え方を辞める前に伝えたい・・・と思われたのか、いくら言っても我々に物足りなさを感じられていたのか?
自由参加形式で『ザ談会』なるものを開いていただき(私は毎回参加)、いろんなジャンルのことについて物事を深くはっきりさせるプロセスを教わった。
例えば、 量的緩和・・・ってよく聞くけど、なに? ⇒はっきり説明できるようにする・・・
英語で言うと、不定冠詞(a・an) ではなく、何事も定冠詞(the)にして行こう。という考え方。
プロジェクトの実行予算案を私が組んだ時も、ある上司は、その段階でいちゃもんをつけていたが、その恩師は、「この段階では、これ以上やっても意味はない。先に進むべき。これは実行予算案で『an』なんだ。これから、こいつが『the』にしていくんだ。」とその上司を一喝してくれていた。
この考え方を学んだ会の名前が、『the=ザ』をつけているのはそのためだった。
2016年は、自分ももう一回、分かったつもりになっていることを、はっきりと理解をし直す。疑問も持たずに分かったつもりになっていることに、「本当にそうなの?」と疑問をもって、自分なりの『根拠』を見つける。
論理的な考え方に欠かせないこの作業を、いちいちやっていこうと思う。