自分の自惚れを反省 【仕事術:記事193】
最近、私が 責任者をしている現場で、『休業災害』を起こしてしまった。
私はいままで、この『休業災害』を、自分が責任者の現場では起こしたことがない。
ただ、どんどん、どんどん 持つ現場が大きくなってきているから、危険性が大きくなってきている。だから、『臆病』になるし、その『臆病』になる気持ちを失わず、
『絶対に事故は起こさせないぞ』という気持ちを持ち続けてはいた。
自分の 『安全に厳しい眼』と 『この作業員やばいぞ』
という『選球眼』 そして
現場全体を『ぴりっ』とさせる『雰囲気づくり』には 多少なりとも自信があった。
だからこそ ここまで 『無事故』でこれた気がする。 運もよかったが。
ただ、今回の事故 で いろいろと方々から袋叩きにあった。
納得いかない気持ち
許せない気持ち は 当然ある。
それは 絶対に忘れない。 理不尽な言い方をした人間には、いずれ 『倍返し』するつもり。
それは それとして 素直に感じたことは
●事故が 100%ミスがなかったら起こらない。
ということ。
どれだけ、指示をしてても、作業員の行動まで結びつかなければ100%ではない。
どこかに ミスがあって、それに運も加わり・・・事故に結びついてしまう。
いままで、状況を加味しながら、『100%』を理想としながらも、『今日は及第点でいいかな』という 自分の甘さがあった。
この事故で、自分の腹は決まった。
『ルールの指示』
『ルール厳守の姿勢』 ・・・ これに関して、『100%』でなれけばダメ。
という 自分の基準値を上げることにすればいい。
ただ それだけだ。
答えは簡単。
幸いにも ビッグプロジェクト着工当初の事故なので、
『ピンチはチャンス』ととらえ、
『もう事故は起こせない』という考えを浸透させ、 現場全体もその気持ちを忘れていない今こそ、『100%』やることをやればいいだけだ。
『自惚れ』を捨てて、初心にかえる所存だ。