がんにならない方法【健康アンチエイジング:記事289】
現代では、2人に1人が、がんになり3人に1人が、がんで亡くなる・・・
誰にでもがん細胞は存在する
私たちは皆、60兆個の細胞のうち5000個のがん細胞を抱えて生きている・・・
なぜ、疾患としてのがんになる・・・ならないの差がでるのか・・・???。
それは、免疫系の特にキラーT細胞が定期的に細胞分裂の際にできてしまったがん細胞を除去してくれているから。
◎がんの好きなもの 〇 VS 嫌いなもの ✖
① グルコース○ VS 酸素×
がん細胞が自分でエネルギーを作って、細胞分裂をするときに使うのがグルコース。
いわゆる砂糖・小麦・白米の主成分です。
がんはそれらのものが大好きです。
① 体温35度=低体温 〇 VS 高体温 ✖
がん細胞の生活しやすい体温は35度と言われています。
また人間の本来の平熱は37度です。
体温が1度違うと 実に免疫力が30%差がでると言われている。
③ 細胞内がアルカリ性(塩基性)〇 VS 酸性 ✖
がん細胞自身は、細胞内がアルカリ性(塩基性)に保たれて、環境が酸性でいることで生きている生物です。
しかし、これが細胞内が酸性になるような出来事が起こると生きていくことができなくなります。
■細胞の中にある「ミトコンドリア」
ミトコンドリアは『細胞内のバッテリー』『エネルギー精製工場』ともいわれる。
ミトコンドリアは体重の10%を占めると言われています。
細胞によっては100~3,000個程度のミトコンドリアが含まれています。
よく動く部分の細胞ほど、ミトコンドリアを多く持つ
(脳・心臓・肝臓・筋肉・・・など)
ミトコンドリア ➡ エネルギー(ATP)を作る
上記の図に示しました左半分のエネルギー産生の手段(解糖系)だけしか持っていなかったのですが、ミトコンドリアのおかげで酸素を使って右側のエネルギー産生の手段(クエン酸回路+電子伝達系=ミトコンドリア賦活系)を得ることができました。
健康な細胞 ➡ 酸素を取り込み ミトコンドリアでエネルギー生成
がん細胞 ➡ 酸素を必要とせず、解糖して エネルギー生成 ~ 無限増殖
※ ミトコンドリアでエネルギー生成するほうが、遅いが、効率がはるかに良い。
この理由から,がん細胞は生きるために大量のグルコースを消費することになるのです。 ➡ がん細胞は 糖質が大好物。
ミトコンドリアが味方にいる正常細胞とがん細胞の作れるエネルギーの差は約20倍です。
■ 酸素取り込む
➡ ミトコンドリアがエネルギー生成
➡ そのときに 活性酸素を出す
がん細胞は ミトコンドリアからエネルギーは作らない。解糖で作る。
➡ 免疫力が弱い≒酵素が少ない・・・と 活性酸素によって細胞死滅する。
■ 正常細胞は、細胞分裂するときに劣化した細胞は、死滅する
➡ アポトーシスと言う
がん細胞は細胞分裂しても劣化して死滅することがない
➡ 無限増殖
がんの分裂速度 ≧ 体の免疫力となると
目に見えるように がん細胞は大きくなる
悪性度の高いものは、どんどん増殖を進めていき血液の質が低下させる
手術・抗がん剤・放射線といった治療が加わると・・・
➡ 細胞の死骸、炎症性物質、抗がん剤のような毒素、栄養もほとんどない血液を巡るようになります。「悪液質」≒ 毒の血液
➡ 食欲が減退し、脂肪も減り、筋肉がやせ細り、体温が下がり、免疫 がまともに機能しない状態となります。
➡ 最終的には「サルコペニア」と呼ばれる骨が皮膚から浮き出るほどやせ細り、筋肉がないので歩けなくなってしまう。
がん予防に必要なこと
◎ がん細胞が喜ぶ 糖質を多くとらない
◎ あまり 食べ過ぎない ➡ ミトコンドリア増える
◎ プチ断食 ➡ 血液をきれいにする
◎ よく噛む
➡ 唾液にも抗がん作用、アンチエイジング効果あり
腸内細菌の働きを活発化できます。
◎ 息が上がらない適度な運動
要は筋肉にはミトコンドリアが多く、背中・下半身は 身体の中でも
筋肉が多い部位。
◎ ストレスをためない
➡ 活性酸素を大量発生させない
自分らしく生きる