※心筋とは → 心臓筋
※梗塞(こうそく)とは、終動脈、終静脈が閉塞し、血管の支配領域で虚血が起こり、血液が流れにくくなって、酸素や栄養が十分に行き届かず、酸欠に陥った部分の細胞組織が壊死する限局性壊死の状態(多くは凝固壊死)。
心筋梗塞にはどのような原因があるのか?
心臓の筋肉(心筋)に血液を送る動脈(冠動脈)に動脈硬化が起こることで、冠動脈が塞がってしまい、血液の流れが完全にとまってしまうことによって、心筋に血液が流れなくなります。
「心筋」に「梗塞」が起こるということです。
何かの原因で、血管内の脂肪のかたまりなどが剥がれおちて血管を塞いでしまったり、流れてきた血栓が冠動脈に詰まることによって、心筋に血液が流れなくなった状態です。
動脈硬化によるものも血栓によるものも、心筋に血液が行き届かなくなるわけですから、その部分が壊死してしまうのです。その状態が続くと、壊死している部分が広がってゆき、心臓を動かすことができなくなってしまうのです。
2~3分程、心筋への血液が遮断されたりほとんど流れていない状態が続くと、心臓の組織が壊死してしまうと言われています。